2022-05-28

原因の分からない身体の痛みから楽になる方法 その②

~ストレスと痛みの関係~

本日は二つ目「ストレスと痛みの関係」です

まず、ストレスとは何でしょうか?

簡単に言うと 『心と体に受ける、ありとあらゆる刺激』 のことです。

良いことも、悪いこともストレスというわけです。

 

「わーい!明日から友達と旅行だ~♪♪楽しみすぎて眠れない!」

「仕事でミスしてしまった!明日は謝罪に行かなければ」

「苦手な人と明日は二人で得意先まで同行だ」

「大好きな恋人と、明日はデートだ♡」

 

これ、みんなストレスです。

嬉しいことも楽しみなことも、苦しいこと悲しいこと辛いことも。

 

そして、私たちの身体の痛みに影響を与えるのは、苦しい悲しい辛いなどのストレスですね。

寂しさや不安感、絶望感、恐怖などなど、いろんな感情が起こることがあるでしょう。

 

そもそも、大きなストレスを感じているとき、人は同時に体のどこかに痛みなどの感覚を感じている場合が多いです。

(とても興味深いのですが、お金のストレスで首が痛むということがあるそうです。

いわゆる、首が回らない状態ですね。)

 

そのようなストレスを感じるとき、私たちの自律神経系はどうなっているでしょうか?

これは緊急事態だ!ということで、交感神経が過覚醒状態になります。

いつでも闘ったり逃げたりできる用意が整った状態を維持するのです。

筋肉は緊張し、呼吸は浅く早くなり、血管は収縮します。

 

これが、一過性のストレスならば、だんだんと緊張はほぐれていきます。

でももし、このストレス状態が長い期間続くとしたらどうでしょうか?

 

筋肉は緊張しガチガチ。身体中にコリが発生。

血管の収縮も長く続き血行不良となる。

呼吸も浅い状態がデフォルトとなると、脳に酸素を送るので精いっぱいで体のあちこちまで気を遣っていられなくなります。

その結果、筋肉や神経系統が常に酸素不足に陥って固くなります。

血流も悪くなるので肩や首、腰などがこりやすくなるのです。

筋肉の緊張・血流悪化のループです。

これでは、身体の痛みが発生しないほうがおかしいくらいですよね。

 

また、ストレスを受けるとき(メンタルでも身体的なものでも)、私たちの体内で起こる反応もあります。

カルシウムが流出することでシグナルを送り、ストレス対応のためコルチゾールが分泌されます。

体内の筋肉などからタンパク質が流出する(プロテオリシス)という反応が起こります。

実際にストレスによって骨や筋肉などがダメージを受けるのですね。

 

 

ストレスが体に悪いなんてことは知ってるよ!でも、どうにもできないの!!

 

 

はい。

まずは、自分がストレスを感じていることに気づいてみましょう。

一体どんなことが、自分にとってストレスになっているのかなぁ?

 

そして、回避できるストレスは思い切って回避しましょう!

 

でも、なかなか回避できないストレスも多いですよね~

そんな時には、

・自然に触れる時間を持つ(植物に触れたり、海や川でアーシングしたり)

・太陽の光をしっかり浴びる(15分程度でも良いそうです)

・あったかいハーブティを飲む

・お風呂でリラックスする時間をもつ

・楽しい時間を確保する

・身体を動かす(ストレッチや運動など)

・好きな音楽を聴く

などなど、自分が心地よいと感じられることをしてみましょう。

 

それでもなかなか辛い!

そんな時は心理セラピーもとても役に立ちます。

OSTでは自律神経系を調整し、ストレスへの耐性を強めていくことができます。

 

次回は「痛みとトラウマの関係」についてです。

 

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