2022-01-28

対処療法ではない癒しが少しずつ進んでいます

セッションは、その人のいま出ている状態をジャッジすることなく

そのままに受け入れてくれ、クライアントが完全に主体の安心安全の中で行われます。

とにかく「優しい」の一言につきます。

そのかわり、

一回のセッションでガラリと変わり自分の問題が解決する、

という特効薬でもありません。

今辛いからなんとかしたい、レスキューして欲しい、

という思いが強い時は

早く何とかならないか、この状況から脱したい、

と思います。

このような時は余裕がないし、頭はそのことで一杯です。

でもセッションは対処療法ではなく、「今にあること」をしていきます。

そうしているうちに、

だんだん落ち着いてきます。心地よくなるのです。

リラックス出来る、余分な力を抜くことが出来るという経験が

無理なく自分でいられるための原動力が復活していくような感覚を

感じられるようになっていく気がします。

私の場合、セッション中は過去の自分の思い、感情に圧倒されて混乱することは

まずありませんが、身体感覚が強くなることはあります。

でも大丈夫です。

なぜなら、かえさんがしっかり場をホールドしてくれてますから

私はただただゆだね、自分に思いきり集中できます。

こうしてセッションを重ねてきて、

テーマの一つ一つの変化はというと、

悩みを色の濃淡で表すとしたら、濃度が薄くなっているという感じです。

「前はこの時はすごく気にしてたけど、今はそれほどでもないなあ、って

私、今思っているな。」

と気づくことが起こるようになりました。

また、日々の中で、強く感情が揺さぶられることは無くなりませんが、

出てきたな、と見ている自分がいたり、感覚の変化に気づくことが増えました。

少しづつ癒しが進んでいるところです。

 

Oさん 50代女性

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