2022-02-27

心理セラピーと心身の回復

お洋服を買いすぎるという問題から解き放たれた私は「心と身体」のことを学ぶことに意欲的に取り組んでいきました。

学びを深めるごとに、これまで平気だと思っていた事柄も実はとても大きなダメージになっていたということに気づきました。

「投影」「解釈」という概念に出会ったことは衝撃的でした。(これについては、また書いていきたいと思います。)

 

さて、その後「線維筋痛症」はどうなったか?です。

残念ながら急に治ることはありませんでしたが、確実に少しずつ、体が緩んできているという実感がありました。

年に二回ほど体のメンテナンスのために通っていた大阪のサロンでも

「体の深層の筋肉がとても柔らかくなってきましたね!これまでにはなかった変化です。心の学びぜひ続けてください!」と言われるようになっていました。

 

そんな時(2018年)2月に大阪で「RFT」という心理セラピーの講座が開催されました。

同じく大阪で「筆リンパ」というリンパマッサージの講座もありました。

3月には香川県でも心理学講座があり、どの講座も諦められず全部に参加することにしました。

大阪での二つの講座に参加した後、久しぶりにインフルエンザに罹ってしまいましたが、その翌週の香川の講座はなんとか行けそうだと判断し病み上がりの体に鞭打って2日間の講座に参加。

一連の講座への参加が終わり、インフルエンザの後遺症がなかなか治らず船に乗っているような眩暈とふらつきが取れないなぁと思っていたら・・・

ある日、急に左の顎のあたり、歯なのか首なのか耳なのか、顎なのかよくわからない痛みが出始めました。

神経をぎゅーーーっと引っ張られたり捻られているような強い痛みです。

温かいお茶を飲んだだけで痛みが出始めたり、顎を動かすだけでも痛くなったり、痛み止めを飲んでも何をしてもまったく治りません。

なんとか会社に行き、帰宅後は横になり痛みに耐え、ご飯を作りまた横になる。

お豆腐のような柔らかいものしか食べられないのに、お腹はパンパンに膨らんでいきます。

一日中、夜も昼もなく痛み続けました。それが10か月ほど続いたのです。

(歯医者さんに行っても虫歯ではなく、会社の健康診断もすべて良好)

もう限界だと何度も思いました。痛くて眠れなくて夜中に海まで行って、このまま入ってしまいたいような気持に駆られました。

あの2月3月の寒い時期に、体に無理をさせたからだと後悔しました。

 

そうしてやっと、心理セラピストさんから心理セラピーを受けよう!と決意しました。

この時まで、実は一度も心理セラピストさんからセラピーを受けたことはありませんでした。

(学ぶことにお金を使っていたので、自分が受けるところまで回らなかったのと、自分の学びで何とかできないものかと思っていたのです。)

 

月に一度のペースで、色んなテーマでセラピーを受けました。

痛みそのものに対するセラピー以外にも、小さい頃のトラウマ的な出来事、お金に対する不安、嫌なのに断れないこと、家族に対する心配、車の運転中に前の車がスムーズでないと苛立つこと、玄関ドアのカギを開ける音がとても嫌なこと・・・などなど

セラピーを受けるたびに、こんなにもギュッと胸の奥に押し込めていたのだと驚きました。

こうしてセラピーを受けていくうちに、左あご周辺の痛みもだんだんと治まっていきました。

 

痛みをきっかけに、セラピーを受けることができたことは私にとって転機となりました。

自分でできることには限界があることも痛感しました。

例えば、虫歯にならないように毎日歯磨きをするということはできても、虫歯になったら歯医者さんに行くように

セルフケアで出来ることと、専門家に助けてもらうほうが良いことがある。

 

セラピーを受け始めて3年半経過した今も、定期的にセラピーを受けています。

今は更年期真っただ中で体調が悪くなることもありますが、寝込むことは無くなりました。

気が付くといつも体に力が入っていたり、手を握りしめていた癖も気づくとほとんどなくなっています。

OSTは特に自律神経系を安定させることを意識しているので、交感神経が過剰に覚醒している状態が落ち着いてきたのだと思います。

過覚醒状態から緩みが出てきて、程よい状態に落ち着くことが増えてきたことを実感しています。

その結果、以前のような追い立てられるような学びたい!という気持ちではなくワクワクした気持ちで

色んな事に興味が沸いています。

そして嬉しいことに学んだり実践したりすることに体調の制約が無くなってきています。

 

年齢とともに変化していく身体のこと、直面する問題も変化していく心のことをこれからも興味深く学び自分人体実験していこうと思っています。

 

たおやかに、ゆるりと♪ 生きていけるように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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