20歳の頃に大阪の大きな病院で『自律神経失調症』と言われてから、この症状は体質なんだと思うようになりました。
当時は今のようにインターネットが普及していませんでしたから、自律神経失調症についての情報はあまりありませんでした。
それで考えうる自律神経の調整によさそうな事柄を実践してみました。
運動をしてみたり(翌日寝込む)、食事をきちんと作って規則正しく生活していました。
でも、何の改善もみられません。
それどころか、不眠の問題が大きくなってきました。
一度でいいからぐっすり眠って、朝起きたときに「あー!よく眠った!今日も元気だ!」
と感じてみたいと思っていました。
線維筋痛症かもしれないと気付く
30代に入り、痛みも倦怠感も不眠も、ますます大きな問題になってきました。
それでも人前ではいつも平気な顔をして過ごしていました。
ある時、インターネットで自分の症状を検索していると『維筋痛症』に行きつきました。
初めて聞く名前です。
調べるほどに、これに違いないと確信を持つようになりました。
この時の私は、線維筋痛症だと診断されたところで、お薬では改善しないだろうと思っていました。
それでも、この症状がわたしの勘違いや妄想や精神疾患ではなくて、たしかに起こっているものだと太鼓判を押して欲しかったのです。
幸い、市内に線維筋痛症を見てくださる有名なお医者様が月に数度いらっしゃる病院がありました。
予約を取り検査していただきました。
ここでも、「血液にも何にも異常はありません。炎症反応もありません。」と言われました。
とてもがっかりしました。
でも、圧痛点のテストや総合的に見てもらった結果「線維筋痛症ですね。」と診断をいただきました。
私の症状は確かに存在すると保証してもらえたのです。
帰りの車の中で涙が止まりませんでした。
線維筋痛症の投薬治療と効果
これまで線維筋痛症で痛むときに鎮痛剤を服用して効果があったことはありませんでした。
お医者様は、最近出たばかりのリリカというお薬はとても効果があるから試してみようと処方してくださいました。
まずは通常の半分の量から服用開始です。
驚くほど目が回ります。少し歩いただけで景色がビューンと後ろに飛んでいく感じ。
PC画面も目まいで見られず、とても車を運転して良いとは思えません。
3日ほど服用してみましたが、耐え切れず止めました。
まるで、私だけが別世界にいるような、浮遊感というのか、体を自分で操れないような感覚です。
痛みは・・・あまり強くは感じなかったけれど、それと引き換えにこの副反応を我慢することはできないと思いました。
お医者様にそのことを伝えると、今度は抗てんかん薬を試してみようとのことでした。
小学校低学年の子供の処方の半分だとのこと。
それでも、やはり同じような現実感のない浮遊感やめまいに悩まされました。
このお薬がだめなら、次は抗うつ剤を試そうと言われていました。
何かおかしくない??
抗てんかん薬に抗うつ剤??ごまかしているだけで全く治癒に向かっていないじゃないか。
もう薬は飲まない。ほかの方法でぜったいに良くなってみせる!
そう心に決めました。